いよいよ今年の米作りスタートです。 去年の広島は4,5月の渇水で大変でしたが、今年はどうなることでしょう。
やるべきことをやり、不測の事態にはその都度対応。
けっして諦めず、しかし諦めが肝心なのが農業です。
4月6日、自家採種の種モミ(コシヒカリ)を塩水選と温湯消毒の後、水に浸して芽出し。
4月初め頃の水温10℃だと10日ぐらいでちょっと目が出た状態に。
4月15日、32℃に加温して発芽状態を揃えます。
むしろの上で程よく乾かし種まき。
水を含んだ苗箱は1枚5kgぐらいあって、数が多いと中腰の作業は結構大変です。
(股関節まわりのストレッチが腰痛防止に効くそうなので、朝の日課にしています)
種籾を蒔いた苗箱を深さ5cmくらいの浅いプールへ移動(写真は苗箱を並べる前)。
朝方冷え込む日も多い時期なので、保温シートを掛けて芽が出揃うのを待っています。
農作業にはいろいろな技術がありますが絶対に正しいという正解はありません。
自分の農園に合った方法を試行錯誤をして作り上げていきます。
上記のプール育苗は、田んぼの面積が3倍に増えて、苗もそれに合う数が必要になったあめに去年から取り入れた方法です。 それまでは毎朝30分かけてホースで水やりをしていましたが、苗が3倍なら水やり時間が1時間半。その時間が0になるので春夏野菜の準備に忙しいこの時期なのでとても助かります。 天候や苗の状態に合わせた保温や水管理など気を使うことも多いですが、私の農園には比較的合っているように感じています。
このような方法があることも、今はネットでさっと調べることができるので、非常に有り難いです。
ユニティ自然農園 村岡宏治